ヨーロッパの歴史ある教会やお城で結婚式を挙げたいと考えている方々は少なくありません。
しかし、ヨーロッパはアジアと比べると渡航費用や物価が高く、挙式の場に選ぶと費用がかさんでしまうのではないかと懸念して初めからあきらめてしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は気になる海外挙式の費用をまとめてみました。
2016年12月に発売された『ゼクシィ 海外ウエディング』では、海外ウエディングの費用に関する特集が組まれています。
特集ではまず、挙式にかかった費用を海外挙式と国内挙式の2つに分けて比較しています。
結論から申し上げますと、国内挙式は平均385万円であるのに対し、海外挙式は平均204万円。
海外挙式を選んだ方は国内挙式と比べて200万近く費用を圧縮しているのがわかります。
なぜ費用を抑えることができるのか、その理由として以下の5つがポイントとして挙げられています。
■海外挙式の費用を抑えられる5つの理由
・ハネムーン費用を兼ねているのでお得。
・プランの選び方次第でリーズナブルに。
・義理の招待が不要なので人数もコンパクト。
・会食を楽しむパーティーだから余計な演出代もかからない。
・ドレスは一着だけでもOK。お色直しや着付けの時間・費用をセーブできる。
特集ではヨーロッパ、アジア、ハワイ、グアムの4つのエリアに分けて費用の相場が出されています。
■海外挙式の総額
・ヨーロッパ……186万円
・アジア……141万円
・ハワイ……220万円
・グアム……164万円
ヨーロッパは4つのエリア比較ですと上から2番目の総額となっておりますが、トップはなんとハワイ! ヨーロッパ挙式は想像よりも安く感じた方も多いのではないでしょうか。
招待するゲスト人数が少なく、パーティーも会食のみという方が多いのが理由の1つではないでしょうか。
ハワイは海外挙式の中で全体のシェア60%以上を占めますが、費用が少し高めです。
グアムやアジアは比較的日本から近いので、旅費を抑えられるのがポイントです。
国内挙式の場合ですと、平均64.7万円もの金額をハネムーン代に費やしています。
一方のヨーロッパ挙式では挙式+ハネムーンを一度に行えます。
これも費用を抑えるポイントの1つです。
ヨーロッパは日本から遠く、渡航に時間や費用がかかりますが、休暇を一週間~とって挙式とハネムーンを一度にまとめて行うことが可能なのです。
浮いたお金をハネムーン先でのグルメやお土産代に還元すれば、ヨーロッパでの時間をより楽しめるはずです。
ヨーロッパでの海外挙式といっても、その内容はカップルごとにさまざまです。
前述の『ゼクシィ 海外ウエディング』に掲載された、チェコで式を挙げたカップルは挙式費用を180万円以内に抑えています。
ハネムーンやホテルのグレードに注力するため、その他の部分にはあまり予算を割いていないのがポイントです。
また、イタリアでの挙式を170万で実現したケースもこだわり部分をしぼっています。
海外挙式で最も大切なことは「何にこだわりたいか」をカップルで決めること。
明確な優先順位を決めておくと、スケジュールや予算の配分も掴みやすくなります。
前述したカップルのケース同様にハネムーンを楽しむのか、挙式のビジュアルにこだわり思い出を作るのか。
ドレスに思いを込めるのか、親孝行を兼ねてご両親も招待するのか。こだわりたい点はさまざまです。
もちろん自分たちの予算としっかり相談して、できる範囲で最大限の満足感を手に入れましょう。