ヨーロッパウエディングではヨーロッパに伝わる風習や言い伝えをとり入れて、二人の幸せな結婚生活を祈ってみるのも良いですね。
コインやクロカンブッシュなどの由来や込められた意味を知ったら、演出にとり入れたくなること間違いなし!
サムシングフォーを始めとした、欧米のウエディングにまつわるさまざまな風習や言い伝えをご紹介します。
ヨーロッパウエディング当日、花嫁が身につけると生涯幸せな結婚生活を送ることが出来るという4つの言い伝えがあります。
その4つとは、「Something Old(何か古いもの)」「Something New(何か新しいもの)」「Something Borrowed(何か借りたもの)」「Something Blue(何か青いもの)」です。
ヨーロッパでは200年以上前からウエディングにとり入れられてきました。
●Something Old(何か古いもの)
これは先祖や伝統への思いやりです。お家で受け継がれてきたジュエリーなどをお守りとして身につけます。
お母様やおばあ様から頂いたアクセサリー、例えば真珠のネックレスなどがあげられます。
●Something New(何か新しいもの)
ヨーロッパでは、ウエディングドレスを新調することが一般的です。
日本では、結婚式での涙(ハッピーティアーズ)を拭くためのハンカチを特別に作るケースもあります。
新しい生活の幸せや希望、花嫁の人生を象徴するといわれています。
●Something Borrowed(何か借りたもの)
幸せな先輩ご夫婦から何かアイテムを借りることで、幸運を分けてもらうことができる、その方と同じように幸せになれる、といわれています。
欧米ではコインを借りて靴の中にいれるそうです。
ヘッドアクセサリーやリボン、ヴェールなどを借りてみてもいいですね。
●Something Blue(何か青いもの)
聖母マリアのシンボルカラーであるブルーは幸せを呼び込む色。
ブーケに青いお花をいれてみたり、リボンをブルーにしてみたり、そっと忍ばせて清らかな愛を誓いましょう。
ヨーロッパウエディングの演出では、以下のアイテムを使ってウエディングを盛り上げるのもおすすめです。
●プチギフトは5粒のアーモンドドラジェを
アーモンドドラジェは、ヨーロッパで伝統的なお菓子。
多くの実をつける様子から「子宝に恵まれる」といわれており、紀元前のローマ貴族がお祝いに街の人々に配ったのが始まりとされています。
1粒ずつに「健康」「富」「長寿」「繁栄」「幸福」の願いを込めて、花嫁がヴェールを切りとり包んだといわれています。
参列者には感謝のしるしに、レースの包みに入れたアーモンドドラジェをお渡ししてみてはいかがでしょうか。
●ウエディングケーキではなくクロカンブッシュ
ヨーロッパウエディングでは、小さなシュークリームを積み上げたクロカンブッシュを用意してたくさんの幸せを願いましょう。
フランス語で「シュー」はキャベツを意味し、子宝を表します。
シューを高く積み上げて繁栄と豊作を祈りましょう。
サムシングフォーのようなヨーロッパに伝わる言い伝えの意味を知ることで、よりヨーロッパウエディングが意味深いものになってきます。
ヨーロッパの風習に敬意を払い、その地ならではのウエディングをおこなってみてはいかがでしょうか。