お客様の声

オトナ婚のスペイン挙式。バルセロナ近郊トレ・デル・ピにて!!

スペイン トレ・デル・ピ・チャペル

M & K 様

【スペインでの海外挙式にしようか】
人様の前でふわふわのドレスやタキシードを着て祝ってもらうような年齢じゃないしね…と、私が冗談交じりに話していたことを覚えていたらしく、昭和ど真ん中世代(40代半ば)である私たち晩婚カップルの海外挙式計画がスタートしたのは、挙式日予定の2ヶ月前。簡単に言ったものの、まさかこの歳で開くとは思っていなかった結婚情報誌を見ると海外挙式の申し込みは3ヶ月前とある。そして、何よりも問題だったのが、私たち両者とも仕事の関係で海外在住。日本まで打ち合わせに行く時間がない。
さて、間に合うのだろうか、間に合わないのだろうか…という不安を抱えながら、いくつかの手配会社にメールしてみました。

【2月のスペインでの挙式はまだ間に合いますか? 海外在住なのですが…】
というメールに一番に返信してくれたのが、リージェンシー・グループ株式会社のサルヴァトーレ山田さんでした。
最初のメールの題名が「 Re:お問い合わせ有り難うございます。間に合います!!! 」。タイトルだけで私の不安は払拭。
このメールを受信したときの安堵感は忘れられません。レスポンスの早さ、そして、昭和世代ならではの斜め目線な意地悪な質問や要求にも、率直、そしてとにかく「ポジティブ」にご対応いただいたサルヴァトーレ山田さん。主人の「サルヴァトーレさんって、なに人?」という疑問を抱えながらも、多くを検討することもなくサルヴァトーレ山田さんにお願いすることにしました。

数十通にもなるメールのやり取りの末、様々な準備が整いスペインに旅立ちました。余裕をもってとのアドバイスで到着の2日後が挙式。そして当日、日本人アシスタントの方の通訳で、イケメンのスペイン人ヘアスタイリストによるヘアセット、そしてドレス、タキシードへの着替えが終わり、2人ともちょっとした気恥ずかしさを感じながらリムジンに乗り込みました。車内では緊張の糸が張り詰め、2人とも口を開くことも、車内で写真をとることもなく40分ほどで夢の「トレ・デル・ピチャペル」に到着しました。

【写真とは違う! 枯れ蔦のからまる『トレ・デル・ピ・チャペル』…】
「まもなく到着しま~す」というアシスタントの方の声で、緊張から我に返り前方を見ると、そこに『トレ・デル・ピ・チャペル』がありました。挙式は2月、事前に「季節的にブーゲンビリアの花は咲いていません」と聞いていたのですが、花が咲いていないどころか、茶色の枯れ蔦が絡まり地肌がむき出しの状態。私の想像では、花はなくとも緑色の葉で覆われているはずだったチャペルは、HPや資料から思い描いていた姿とはかけ離れた姿でした。しかし、挙式は着々と進みます。残念な気持ちを隠しきれず、重い足取りでチャペルへ向かいました。が、その先に現れたのは、神聖な空気漂う見事なチャペルでした。それを見た2人、改めて緊張し、現地スタッフ中路間さんの進行で淡々と挙式が進んでいきました。

【海風の中での『ド根性』記念撮影】
挙式後、写真撮影は式の間だけだと思っていたのですが、邸宅内、また庭園で疲れるほど?撮影していただきました。笑顔やポーズが苦手な昭和世代カップルは、カメラマン泣かせだったようですが、彼の「バーレ、バーレ(OK、OK)」の声で引きつった顔も少しずつほぐれていきました。邸宅内でポーズを取っての相当恥ずかしい撮影の後、庭園での撮影へ。海沿いに立つ邸宅にあるチャペルで、しかも季節は冬だったため、外に出ると想像だにしていなかった強風が私たちを襲ってきました。主人は髪型を気にすることも出来ず、13センチヒールを履いている私は立っているのがやっと、緊張どころかその強風に吹き飛ばされないように必死。
風速20メートルはあろうかという中での撮影は、昭和世代が大好きな「根性」が必要でした。
その強風が、思い出深い「トレ・デル・ピチャペル」にしてくれたことは言うまでもありません(笑)

【見かけない素敵なドレスね。おめでとう!】
そう声をかけてくれたのは、たまたま通りかかったスペイン人のご婦人でした。ウェディングドレスを着るにはイタい年齢だし…と、ドレスを諦めていたのですが、スペインで、しかも『トレ・デル・ピ・チャペル』での挙式なのにワンピースでは寂しい。
そう思い始めた挙式2週間前、改めてリージェンシー・グループのHPを覗いてみると提携ドレス店の一つ「アブドランディーニ」さんが目が留まりました。日本製やイタリア製の上質なシルクを使ったシンプルな品のあるデザインで、皇室の方々が着るようなドレスの数々。これならば着れるかも?と、挙式までの1度だけの帰国時に「アブドランディーニ」さんのドアをたたきました。
デザイナーである佐賀先生から、「女性はいくつになってもウェディングドレスを着れますよ。50代の女性のドレスを見立てたこともありますから」の言葉に安心し、全てお任せしてのコーディネート。着てみると、なんと全く違和感がない。
それがあってのスペイン人のご婦人によるひと言だったので、国籍を問わない佐賀先生のセンスに敬服し、ドレスを着てよかったと改めて思いました。庭園での撮影で佐賀先生がお見立てのロングベールが強風に吹かれ(流され?)、その良さが引き出せなかったようです。撮影中の私の中のイメージは、「風と共に去りぬ」のポスターだったのですが(笑)
こんな三重苦の私たち(1.中年、熟年カップルである。2.海外在住である、3.時間がない)ですが、準備期間3ヶ月で立派な式を挙げることができました。40代カップルの皆様、もう歳だし…恥ずかしいし…とあきらめず、海外挙式を検討してみてください!大手を振って花婿花嫁になることができますよ!!そして、その時はリージェンシー・グループに。

追伸: 問合せから今日までお付き合いいただきましたサルヴァトーレ山田さん。本当にありがとうございました!そして、現地でお世話いただいた中路間さんはじめ皆様。私にドレスを着る勇気をくれ、そして、品の良い花嫁に仕立ててくれ、成田経由での出発の当日、空港までドレスを持参してくださったアブドランディーニ様、本当にありがとうございました。