サン・マルコ教会は、建築家ミケロッツォの傑作であり、フィレンツェの最も重要な建築物の一つに数えられまる、サン・マルコ修道院に隣接されています。修道院内には、修道士として居住した画家フラ・アンジェリコが残した最も重要な板絵およびフレスコ画が保管されており、他にも数多くの名画が展示されているためサン・マルコ美術館とも呼ばれています。ミケロッツォにより1440年以前に建設されたサンタントニーノの回廊のリュネット(半月形の部分)には、16世紀にフィレンツェで人気のあった画家たちによって聖アントニーノの物語が描かれてます。教会内部はバロック風の装飾で彩られており、教会としての厳かな雰囲気の中で挙式が執り行われます。