1130年に最初の記録を残し、1683年から初期バロック建築として、ハプスブルク家のカール6世の妻エリザベート・クリスティーネ宿泊の痕跡もあるハーダースドルフ城は1776年に将軍エルンスト・ギデオン・フォン・ラウドンの所有となり、1925年までラウドン家の宮殿でした。
ウィーン郊外の緑豊かな高級住宅地の中に建つこの宮殿は1976年からオーストリア連邦政府の所有となり、現在一般公開はされていません。城内のフレスコ画はボヘミア出身の画家で、シェーンブルン宮殿内のフレスコ画も描いたベルグルによるもので、特に図書館のグリサイユ絵画は新古典主義のオリジナルが残されています。
式の会場になるシシィの間の他にも、ホールが空いていれば写真撮影も可能です。広大な庭、お堀の池には白鳥も泳ぐ、優雅な貴族の館でのウエディングをぜひお楽しみ下さい。