周囲を廻る壁によって過去から切り取られたようなこの『ヴィラ・レアーレ』は、トスカーナのピッツォルネ高地の麓ルッカに位置します。イタリアにおいて最も歴史的価値の高いヴィラの一つに挙げられ、19世紀にはナポレオン・ボナパルトの妹でルッカ公国の公女でもあったエリザ・ボナパルト・バチョッキが居住したことにより、王を意味する『レアーレ』と呼ばれるようになりました。敷地は16ヘクタール(東京ドーム約4個分)に及び、洗練された数多くの庭、貴重な植物、数世紀にわたって建造された壮大な建物を含みます。カメリアの小路が巡る庭にはニコロ・パガニーニがエリザの為に演奏した2つの劇場(水の劇場と緑の劇場)に加え、レモンの庭、レ-ダと白鳥が彫られた大理石群、アールデコ調のスペイン庭園があります。また16世紀に建てられた司教館と゛パンの洞窟゛と呼ばれるニンフェウム、ロッジャのある時計の宮殿といった建築物も見逃せません。スペインの偉大な画家サルバドール・ダリはこのヴィラをこよなく愛し、夏にしばしば訪れては余暇を過ごしました。挙式は庭園内にある1710年完成したフランチェスコ・サベリオ教会で行います。また庭園内のガーデン等でも挙式は可能です。広大な庭園内での写真撮影は唯一無二のロケーションです。