A & C 様
2019年5月28日、ウィーンのシェーンブルン宮殿で挙式をさせていただきました。
当初は、国内の結婚式場も視野に入れ、さしたるビジョンもないまま式場見学をしていました。しかし、ゲストを招いて行う華やかな結婚式の演出の中心に、自分たちが立つということが上手く想像できず……。
もともと欧州の歴史や文化・芸術に関心があり、長い歴史のある荘厳な建物への憧れもあったので、新婚旅行と抱き合わせにしてヨーロッパ挙式とフォトツアーに実績のあるリージェンシーグループ様にお願いすることにしました。
なかでも新婦のマイブームがハプスブルグ家だったことから、そのお膝元であるウィーンを是非とも訪れてみたく、場所で迷うことはほとんどありませんでした。なお、結婚式には新婦家族も列席してくれましたが、特にクリムトの絵やクラシック音楽が好きな新婦母は旅行を誰よりも満喫しており、わずかながら親孝行ができたのかなと思っています。
○大阪での準備期間
リージェンシーグループ様に一番最初にご相談に伺った際は、新婦が東京に住んでいたのですが、入籍に伴い、式に先立って関西へ引っ越しました。したがって、準備期間は大阪から東京のオフィスにいらっしゃる山田さんと、全てメールでやりとりを行いました。とはいえ、会場の飾りつけや宴会の演出等を考える必要がないので、基本的にはツアーのオプションを選んでいくだけ。結婚式の準備を省エネにしたい方にはおすすめです。もちろんブーケなど、こだわりたい方は相談にも応じてくださると思います。
○ドレス、ヘアメイク打ち合わせ
ドレスのレンタルは、小物も込みで定額にしてくださるリージェンシーグループ様提携ドレスショップにお願いしました。こちらは大阪にも店舗があり、試着に3回、ヘアメイク打ち合わせのために1回、足を運びました。丁寧かつテキパキとした対応もさることながら、どのドレスやアクセサリーを選んでも価格が同じ、という分かりやすさもありがたかったです。
【挙式当日】
○身支度
ウィーン旅行中は担当の山田さんの強いおすすめでザッハーホテルに宿泊しました。普段の旅行では泊まったこともないような高級ホテルのサービスを受けることができ、大変良い経験になりました。毎日朝食でザッハートルテが食べられたり、アメニティのボディクリームもチョコレートの香りだったのには驚きました。
挙式当日は、朝からホテルの部屋でドレスの着付けとヘアメイク。私たちの場合は母が来てくれていたのと、通訳さんをお願いしていたので、ドレスの着付けも手伝ってもらうことができました。しかし、そうでない場合は自分で着なくてはいけないので、あらかじめドレスショップで綺麗な着方のコツを教わっておくのが良いかもしれません(もちろん、着物ではないので、それほど難しいものではないはずですが……)。
ヘアメイクも現地の方をお願いしていました。たとえ事前に日本でリハーサルをしていても欧州の方とメイクの感覚というのは私たち日本人とは少し異なっているので、眉やチークの濃さなど、自分のこだわりポイントをあらかじめ把握しておく方が安心です。
このとき、ちょっとしたアクシデントでドレスの裾にマスカラの汚れのようなものが付いてしまったのですが、ザッハーホテルのメイドさんが本当に一生懸命きれいに洗ってくださいました! メイドさんの制服も可愛らしくて、バタバタしているなか呑気で申し訳なくもありましたが、ちょっとだけ得した気分も。
○挙式、フォトツアー
さて挙式当日は、残念ながら雨……。5月のウィーンは一年で一番好天が多いということで日取りを選んでいたのですが、近年の異常気象では仕方ありません。ドレスを着ての移動はとても大変でした。しかし屋内での写真には影響がありませんでしたし、雲の切れ目の合間に宮殿の庭で写真も撮れました。
挙式を行ったシェーンブルン内の礼拝堂は壮麗ながらどこかプライベートな暖かい雰囲気で、親しい間柄の家族だけでの挙式にぴったりでした。お庭も含め、カメラマンのヴォルフガングさんが汗だくになりながら残してくださった明るく綺麗な色の写真は、まるで天気の悪さなど感じさせないかのよう。それもこれも良い思い出になったかなと思います。
フォトツアーのカメラマンさんは、準備を終えてホテルの部屋を出るあたりから撮影を開始します。挙式、挙式後の市内フォトツアー、ウェディングランチの直前まで撮ってくださいました。フォトツアーの際は車をチャーターしているので、時間内で許可が下りる限りであれば、市内で撮影したい場所をどこでも回りましょうという感じでした。私たちはザッハーに泊まっているのにもかかわらず、カメラマンさんがインペリアル・ホテルの方にもお願いしてくださり、中で写真を撮らせていただくことができてラッキーでした。
なお、通訳さんは挙式までの契約で、フォトツアーにはいらっしゃらなかったので、行きたい場所がある場合はそれまでに伝えておくのが無難です。
○ウェディングランチ
新婦家族も列席してくれていたので、挙式とフォトツアーの後にザッハーホテルのレストランでランチをいただきました。これがあったので、フォトツアーにも家族を連れ回さなければいけなかったのは少々申し訳なかったです……。一方で、ウェディングフォトに家族と一緒の写真を残すことができたのは良かったという気も。ちなみに可愛らしいウェディングケーキも中身はザッハートルテでした!
【旅行もろもろ】
旅行はほぼ自由行動でしたが、一部オプションツアーを選ばせていただきました。
私たちはウィーンの後、ローマを周遊して帰国のプラン。リージェンシーグループ様にはバチカン市国の観光ポイントを回るツアーの追加をお願いしました。効率よく回ることができるばかりでなく、広大で満員電車なみに人の多い観光シーズンのシスティーナ大聖堂は、ガイドさんがいなければ専門知識のない私たちにはかなり厳しかったと思います。お願いしてよかったです。
ありがたかったのは、最終のバウチャーに山田さんが添付してくださっていたおすすめレストランリスト。旅慣れていない私たちですが、数少ないイタリアでの食事のチャンスを楽しむことができました!トマトとチーズが最高においしかったです。